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嘘と業/言ったのに

腕を振るう。
町の中心、一際高い尖塔が轟音を立てて崩れた。


横に一閃
町の中央画が劫炎が吹き上げる。


目蓋を伏せる
周囲が爆ぜた


両手を空に掲げ、
ゆっくりと、目を開く
炎がすべてを飲み込んだ


「気は済んだか?」
「まさか。この程度で納まると思っているの」
「それこそ、まさかだ。お前が真実落ち着くのは、死した時か、全てが消えたときだろう」
ティアリエは答えない。フェンネルも答えなど求めていない。彼はディバリーグスになったティアリエのお守りだ。
赤と黒。二つの正装がはためく。欠けは満ち、世界は安定へと向かう。向かわせる。
世界は大多数のために少数を切り捨てる。いつだって、そう。
強要された生になんの価値があろうか……

地面を強く踏みしめて、力を練り上げる。望むは、破壊。
虚空に腕を伸ばす。
「帰るぞ」
黒色の手袋をした手が、ティアリエの指先を掴んだ。エスコートするかのようなそれは、この場では酷く不釣り合いに見える。
「まだ、足りないわ」
組み上げた魔力は霧散してしまった。忌々しい血統だ。
「我慢しろ」
不満げな顔をしているティアリエに構わず、フェンネルは歩き出す。渋々といった様子で、ティアリエはフェンネルに手を引かれ歩く。
「まるで子供のようだな」
「貴方からしたら大半の魔族は子供でしょう」
ボケた?と疑いの目で見やるティアリエに違うと首を振る。確かにティアリエよりずっとフェンネルは年上ではあるが…
「確かにそうだが、そう言う意味ではなくてな」
「ならばなに?」
小首を傾げてなんの含みもなく、どちらかというとあどけない様子で後をついてくるティアリエに、過去を重ねた。
「幼子のようだといっている。お前は今のほうが、子供らしい」
| 小話 | 16:58 | comments(0) | trackbacks(1) |

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2013/07/23 11:58 PM, from 大人の出会いfrom40 | 消費者詐欺被害センター